エクステリアとインテリアを含めたデザイン関係に関しては後ほど触れるとして……。
まず、ドアを開けると同時にプーンと革のイイ匂いがして、いかにも高級車といった雰囲気。
内装はブラックをベースとして差し色にベージュを持ってきたのが効いているのか、あるいはサイドウィンドウが大きい(コンバーチブルでない普通のクーペと遜色がない)からか、車内は非常に明るい。 その構造及びデザイン上、どうしてもウィンドウ類が小さくなりトップクローズ時の室内が暗くなりがちなコンバーチブルにあり、これは特筆すべき点だろう。
リアウィンドウの大きいためリアの視界が十分に確保出来ていたり、アルミ製ハードトップのおかげ防犯上の心配もないため、コンバーチブルとしてだけでなく普通のクーペとして使えるのが嬉しい。
エンジンは十分速いが、トラクションコントロールを含む電子制御のおかげでその加速は非常に滑らか。 ただサスペンションは柔らかすぎる気がするが、ターゲットクライアントの年齢層や好みを考えた場合、これで良いのかも。 ステアリング軽すぎるのも気になったが、これも上記と同じ理由で正解なのかも。 スポーツ走行でなく、ラグジュアリーに街乗りやGTするクルマなのだろう。
ハーフウッドのステアリングやマークレビンソンのオーディオも好感度は高いが、全体的に見て、そしてフィーリングとしても、どうにも古い。
まずキーからして古いし、ナビもいくらHDDと言えどやはり古い。 シャシーに至っては2001年から使っているのだ。
トヨタがレクサスを日本で展開し始めた際、それまでトヨタ・ソアラとして売っていたのに、全く同じクルマなんだけど、内装と外装をチョコチョコっと変えたから、今年からレクサス SC 430です、となった背景があるクルマなのだ。 もちろん、北米では先代の30ソアラからレクサスSCとして売られていたものの、やはり日本ではトヨタ ソアラとレクサス SCが、ディティールを変えただけで別のブランドの他車種として走っている。 どうもラグジュアリーカーとして、レクサスとして、それでイイのかと思ってしまうのである。
2001年から新車として売られているクルマなので、エクステリア、インテリアともにやはり古さはどうメイクしても隠せない。 そろそろ(遅すぎたと言ってもよい)モデルチェンジ時期のはずだが、それともこのままフェイドアウトしてしまうのか、気になる車種ではある。
